五輪塔
五輪塔とは インドの思想に依ると、人間も自然界の 万物も、凡て「地・水・火・風・空」の五大 原素を元として成り立っているといわれ ています。 五大原素の離合集散、輪転によって万物 が生ずるので、これを「五輪」といいます。 人間は死んでこの五大原素へ回帰す る(=自然へ帰る)のですから、五輪塔 は天地自然の真理を現わし、かつ故人 の回帰する場所として、最もふさわしい 供養塔となります。刻印された梵字は、 最も尊い五つの仏であり、最上無比の 仏の智慧を表わしています。ですから、 お墓の供養塔としては五輪塔が最高で あります。在来のお墓は位牌を原型とし た墓石です。